自社製品開発2話 革新的=面倒なこと…でも良い所を知って頂きたい

行動力!

 元水戸市役所職員、現在は「有限会社アポロ情報工業」というソフトウェア開発の社長をしている岩永美香です。

 

「元スーパーダメダメ公務員」という命名は、昔の自分に失礼だと思い始めました。

 

これからは「折れそうでも…根性で乗り切った元公務員」とか「踏みにじられても立ち上がる、ロッキー魂の元公務員」という名前(暑苦しくて長過ぎる!)に変更しようかと検討中です。

 

そんなわけで、私の良いニックネームがありましたら、ぜひご意見ください(マジか!笑)。

 

経営者になって3年が経過した今でも、民間には民間の、公務員には公務員の両面からの厳しさを実感しています。

 

公務員だったあの頃、国や県や市長からの命令・方針に従い、決められた期限までに業務を遂行していく事が使命であり、アベノミクスや水戸市独自の進め方に従い、後から後からやるべき課題が降りかかってきて、振り替えると仕事の中に心の余裕を感じる事ができなかった時代だったなぁと思います。

 

そして今は、小さくても企業の経営者として、まずは「売り上げを伸ばす」という使命を背負って日々仕事をしています。

「社員に給料を払う。」「納税をする。」という、公務員時代には空気の様に当たり前だった事が、当たり前ではなく、努力を要するものなのだと、新たな学びの機会を頂きました。

 

公務員も経営者も、考えた事を「行動」を起こすことでしか解決策は無いのだと実感しています。

 

「KOSEKIガイド」を開発した時の思い…水戸市役所時代、「戸籍係」は自分が初めて役職に就かせていただき、本当に苦労した思い出の部署です。タイムマシンで戻れるならば、あの時の自分に「KOSEKIガイド」を使わせて、勉強をさせ、少しでも早く一人前の戦力になれるようにしたいと思います。

 

開発した当初は、売上がどうのと考えるより、そんな自分と同じ思いをされている方々の力になりたいという気持ちだけでした。

マーケティングも何もなく、経営者としてはデタラメだったかもしれませんが、元の思いは今も変わりません。

 

ただ、いくら良い製品を作っても、伝え方が下手では皆様方にお役立ていただける事はできないのだと気づき、自分なりに勉強会に参加したり、本を読んだりして、「KOSEKIガイドの良さ」を知って頂くための方法を手あたり次第実行しています。

 

この「KOSEKIガイド」は役所の窓口で活用して頂く「革新的なシステム」と聞いてはカッコ良いのですが、「革新」は変化を呼びます。長い間、行ってきたやり方を切り変えていくという事は誰でも面倒なものです。

そんな中で導入を決断して下さった方々の「決断力・行動力」には、心からの感謝と敬意を覚えます。