自社製品開発1話 ピンチをチャンスに

決断力!

 

 

  元水戸市役所職員、現在は「有限会社アポロ情報工業」というソフトウェア開発の社長をしている岩永美香です。

 

   「元スーパーダメダメ公務員」の話題は、一旦お休みをし、今回からは

「小さな会社で取り組んだ自社製品開発秘話」の話をしていきたいと思います。

 

   見る人が見ると無謀にも見える、社長を含めて7人の小さな会社で自社開発を行うことになった話です。

 

 2008年に起こったリーマンショックの波は容赦なく弊社にも襲ってまいりました。

 当時、私は水戸市役所に勤めていましたが、母が社長を務めており、6名の社員のうち2名には仕事のあてが無い状況でした。

 

 これが開発に着手する事になったきっかけになりました。

 どうせ仕事が来ないなら自社で開発を進めようと、私が当時苦労していた戸籍事務を支援できるソフトの開発を提案をし、当時の社長である母が「ピンチをチャンスに」という言葉のもとに、長年の夢であった自社製品開発に取り組むことにしたのでした。

 

 自社開発は自腹で開発をするものなので、売れるまではお金は入ってきません。

 その頃、もし、私がすでに社長になっていたら、下手に知恵が回って怖くて手が出せなかったかもしれません。

 

 私が入社する2年前に、逆境を押して開発を決断した母の強さには脱帽です。

 

 約3年、会社の経営を経験した今の私だったら、もしかしたら決断し切れなかったのではないかとも思います。

 

 「KOSEKIガイド」は生まれるべくして生まれたのです。

 

 「ピンチをチャンスに」…このスローガンのもと社の命運をかけた自社製品である、後の「KOSEKIガイド」の開発が平成24年の4月に始まりました。

 

前任社長の当時のあいさつ文です。良かったらご覧下さい。

http://ijk-inc.com/html/message_2014.html